このページではEAの各パラメーターの詳細とロットの目安についてご案内します。
バージョンアップに伴い追加機能が搭載される場合はこちらに追記していきます。
各種パラメーター詳細
ナンピン感度(2020/05追加)
デフォルト数値は
・ラッシュゾーン=1
・ワイドゾーン=10
となっています。
別のパラメーターで設定したナンピン幅にレートが到達したときに、ナンピン感度が小さい数字ほど早いナンピンを仕掛けます。大きい数字ほどボラティリティがある程度縮小したタイミングでナンピンを仕掛けます。
この数値は1~10の間でゾーンごとにお好きな感度に調整してください。
運営で様々なテストをした結果としてはデフォルト数値が最適だと考えています。
ロット数
デフォルト数値は0.01となっています。0.01=1000通貨です。
証拠金によって適切なロットに変更してください。
ナンピンロット倍数(マーチン倍率)
デフォルト数値は1.5となっています。
3ポジション目からこの数値の倍率がかかったロットサイズでのエントリーとなります。
1~2ポジション目は設定した初期ロットでエントリーとなります。
※ラッシュゾーンは初期エントリ~4ポジション目までの設定
ワイドゾーンは5ポジション以降の設定です
ナンピン幅
デフォルト数値は200となっています。
この場合、最低20pipsの幅をあけて次回のポジションを構築します。(スリッページにより誤差が生じる可能性があります。)
独自ロジックにより強い相場の時は設定した値よりもナンピン幅が広くなることが多いです。
※ラッシュゾーンは初期エントリ~4ポジション目までの設定
ワイドゾーンは5ポジション以降の設定です
ゾーン切り替えポジション数(2020/05追加)
デフォルト数値は4となっています。
この場合、ラッシュゾーン設定が適用されるのが4ポジション目までとなり、5ポジション目からはワイドゾーン設定が適用されるということになります。
この数値を変更することにより、各ゾーンのパラメーター設定が適用されるポジション数を変更できます。
最大ポジション数
初期エントリ含め、ナンピンポジションをいくつまで構築するかを設定できます。
デフォルト数値は12としています。
左の列が【ロット】で設定した初期ロットとなります。
この表はマーチン倍率1.5倍の推移となります。
利食い幅
デフォルト数値は50としています。50=5pipsです。
当EAは初期エントリと、そこから派生したナンピン全てを一括決済します。
その総ロットに対して、利食い幅で設定したpips分の利益がでたときに利確します。
この数値は30or50が推奨です。
それ以上に大きく設定をすると、利益確定までの時間が長くなり効率的ではありません。
30にしたときのメリットは、さらにポジションの回転率があがるということと、ナンピンが進んだときに早めに利確することでリスクを抑えることです。
証拠金維持率(%)によるナンピン有無
デフォルトは500%としています。
証拠金維持率が指定したパーセンテージを下回った場合、新たなナンピンを取得しないようにできます。
数値を0.0にすることでこの機能をオフにできます。
証拠金維持率(%)によるナンピン制御ポジション位置
デフォルトは6ポジション目からが制御対象としています。
例えば維持率500%未満でナンピンしない設定にしている場合、ナンピンが進んでいる方向のポジション(6ポジション目以降)は取得しないですが、両建てによる逆方向のエントリを制御しないことにより、利益を出すことができます。
スリッページ
デフォルト数値は30としています。30=3pipsとなります。
スリッページとは、注文価格と約定価格との差です。
マジックナンバー
デフォルト数値は12345としています。
他EAと併用する場合は、この数値を競合しないよう設定してください。
ロング;有効・無効 ショート;有効・無効
デフォルトはロングもショートも1(有効)となっています。
通常はこの設定で当EAをフル稼働させることができます。
0=無効
この設定にすると、現在進行中のロジックを停止します。
例えば、ロングナンピンが進んでいるときに、これ以上ナンピンポジションを立てたくないときなどにロングを0にします。
その場合、新たなナンピンポジションを取得しない上に現在保有中のロングポジション決済後も、ロングの初期エントリを行いません。
1=有効
当EAはロング、ショートの両方向からポジション取りをします。
ロング・ショート共に1に設定するのが通常の状態となります。
2=エントリ無効
この設定にすると、現在進行中のロジックが決済後に次の初期エントリを停止します。
ロング・ショート共に2に設定すると、次回の初期エントリをしないということになります。
現在進行中のロジックは決済されるまで有効となります。
利確のスワップ自動補正
デフォルトでは自動補正が有効となっています。
ポジションにスワップが付与されたとき、その金額を読み取って利益確定ライン(TP)が自動的に移動します。
無効にすると、スワップポイントを無視して利食い幅で設定したpipsを利確ターゲットにします。
ロスカット制御(2020/05追加)
デフォルトはfalse(無効)となっています。
trueにすると有効となり、パラメーター項目の【ロスカット損失】で設定した金額の含み損に到達したときに全ポジションを損切りします。
※ロスカット制御が発動した後は、新規エントリーをしないようプログラムしています。
MT4右上のニコちゃんマークをクリックしてパラメーター画面を表示して【OK】を押すと再度EAを稼働状態に復帰できます。
ロスカット損失(2020/05追加)
デフォルトはマイナス2,000,000となっています。(円建て口座ではマイナス200万円という意味です。)
ストップロスの合計金額を指定できます。
ロング、ショートのポジションの総合計での計算となります。
この数値は口座の通貨の値となります。
例えば円建て口座の場合は円としての単位となり、米ドル建て口座の場合は米ドルの単位として機能します。
取引禁止期間
取引したくない期間を指定することにより、その期間内での新規エントリーをしないよう設定できます。
XMのMT4表示時間で開始日時と終了日時を指定することができます。
ナンピン進行中に指定した期間内に突入した場合、決済までロジックが働きます。
決済後に新規エントリーをしない設計となっています。
ロットの目安
※それぞれのパラメーターごとにおおまかな目安としています。証拠金当たりの初期ロットを低めに設定するとリスクとリターンが比較的に小さいです。初期ロットが高めの設定だと、リスクとリターンが比較的に大きくなります。各自の利用方針によって判断してください。
どんな設定にしても、相場の大きな動きによってロスカットの可能性はあります。
目安の設定はXMのスプレッドと、レバレッジ888倍を前提としています。
デフォルト、Vエディションともに直近1年間での相場変動にフォーカスしたチューニングです。
デフォルトの場合
証拠金 | 初期ロット |
10万円 | 0.01~0.04 |
20万円 | 0.02~0.08 |
30万円 | 0.03~0.12 |
50万円 | 0.05~0.2 |
100万円 | 0.1~0.4 |
150万円 | 0.15~0.6 |
デフォルト設定の特徴
ラッシュゾーンとワイドゾーンの数値を揃えたシンプルなチューニングとしています。
可変カスタム【Vエディション】
証拠金 | 初期ロット |
15万円~ | 0.01 |
25万円~ | 0.02 |
35万円~ | 0.03 |
55万円~ | 0.05 |
105万円~ | 0.1 |
155万円~ | 0.15 |
Vエディションの特徴
ラッシュゾーン(初期エントリから4ポジション目まで)は狭い幅で追撃することによりレンジ相場に対応、ワイドゾーン(5ポジション以降)は広い幅でトレンドに対応するようチューニングしました。
運営による検証ではデフォルト設定に比べVエディションのチューニングのほうが、リスクやリワードのバランスがよく優秀であると考えています。
変更箇所
・ラッシュゾーン-ナンピンロット倍率
・ラッシュゾーン-ナンピン幅
・最大ポジション数